<ロシアリーグ:スパルタク・モスクワ1-2CSKAモスクワ>◇19日◇モスクワ

 ロシア1部CSKAモスクワのMF本田圭佑(25)の左太もものけがは、当初の見立てよりも重かった。本田は19日(日本時間20日未明)のスパルタク・モスクワ戦を欠場。公式戦2試合連続ベンチ外となった。5月23日に海外組を中心とした日本代表の国際Aマッチが予定されており、早期復帰が待たれる。試合はCSKAが勝った。

 本田が左太もものけがで、再びベンチ外となった。14日の欧州チャンピオンズリーグRマドリード戦(アウェー)で自ら欠場を申し入れてからまだ1週間足らず。右膝半月板を痛め長期離脱を招いた昨年8月末と同じ“因縁”のモスクワダービーにも間に合わなかった。試合後、スルツキ監督はロシア人記者の質問に丁寧に答えた。

 「ホンダのけがは最初に我々が予想したより、いくらか深刻だとわかった。彼はまだ別メニュー調整。毎日チェックしており、けがは(復帰まで)長くかかるものではない。それは本当だ。しかし(次戦24日の)ロコモティフ戦でプレーするかどうかという質問にはまだ答えられない」

 左足は3日のゼニト戦で相手と激しく接触して痛めた。同監督は当初、レアル戦にも本田を起用できると踏んでおり、軽症だと考えていたようだ。ただ、長期離脱という最悪の事態は避けられそうだ。

 日本代表ザッケローニ監督も6月のW杯アジア最終予選に向け本田のコンディションを気に掛けているといい、海外組を中心とした日本代表の5月23日の国際Aマッチ計画も判明。本田の状態は最終予選での日本の出来に直結するだけに、復帰が待たれる。